農福連携事業

『高齢者が主役の農福連携』

高齢者福祉施設では、座る・立つ・歩く・食べるなどの身体機能のサポートが業務の中心ですが、本来は高齢者の生きがいや社会的役割の創出、地域との繋がりづくりまで積極的に踏み込むことで、はじめて高齢者の人生を充実させる役割を真に果たせるのではないかとの問題意識を長年抱いていました。また、HACCP等の衛生管理体制が確立されていく一方で、今一度「食」について根本から見つめ直したいと考えていました。そんな中、障がい者福祉では定着しつつあった農福連携に注目し、2016年度より、現在の「高齢者が主役の農福連携」の基礎となる活動(当時は家庭菜園程度の規模)を施設敷地内で開始。2018年度に農山漁村振興事業(福祉農園整備事業・支援事業)の採択を頂き、施設(特養・ショートステイ・ケアハウス)敷地内(約2000m2)に圃場・ビニールハウス・鶏舎・井戸を整備し、循環型農業が出来る環境を整えて、「高齢者が主役の福祉農園」を創設しました。さらに、高齢者とその介助者を対象とした福祉農園マニュアル(作業手順と期待効果、介助のポイントなどを記載)を作成し、農業生産から加工・販売まで、高齢者を交えながら一貫して取組む事ができる体制作りを行ないました。

介護施設での機能訓練は「座る」「立つ」「歩く」「食べる」などの身体機能のサポートが業務の中心ですが、本来は高齢者の生きがいや社会的役割の創出、地域との繋がりづくりといった部分にまで積極的に踏み込むことで、はじめて高齢者の人生を充実させる役割を果たせるのではないかと考えております。認知症になっても施設に入所しても、個々の能力・個性にあった役割を見出し、農作物の生産・販売まで一貫して取り組むことで、セラピー効果のみならず、生きがいを感じられ、生涯現役でいられる福祉農園を目指します。

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